信任決議案「いつ出すか
言うの適切でない」福山氏

立憲民主党の福山幹事長は、記者会見で、安倍内閣に対する不信任決議案の提出について「時期などに言及するのは適切ではない」として、会期末までの政治状況を十分に見極めて判断する考えを強調しました。

夏の参議院選挙にあわせた「衆参同日選挙」をめぐって、菅官房長官は、先週、今の国会で安倍内閣に対する不信任決議案を野党が提出した場合、衆議院を解散する大義になると思うかと問われ「当然なるのではないか」と述べました。

立憲民主党の福山幹事長は、記者会見で「政権・与党が解散したがっているが、大義がないので、野党に解散権を委ねているような非常に不可思議な状況だ」と重ねて批判しました。

そのうえで、内閣不信任決議案の提出について「『いつ出すか』や『なぜ出すか』は、総理大臣がいつ解散するのかを言わないのと同様なので、いま言うのは適切ではない。あらゆる選択肢がある」と述べました。

また、「野党側の衆議院選挙の準備が進んでいないという声がある中、提出にためらいはないか」と問われ「全くない。解散になると結果として候補者は集まってくるので、あまり心配はしていない」と述べました。

自民 森山氏「不信任案は解散の大義になる」

自民党の森山国会対策委員長は、今の国会で、野党が安倍内閣に対する不信任決議案を提出した場合、衆議院解散の大義になり得るという認識を示しました。

記者会見で、自民党の森山国会対策委員長は「野党が、安倍内閣に対する不信任決議案を提出した場合、衆議院解散の大義になり得るか」という質問に「菅官房長官が言ったとおり、1つの大義にはなると思う」と述べました。