宇宙ステーション「今年
中めどに参画表明を」文科相

アメリカが各国への参加を呼びかけている、月を周回する新しい宇宙ステーション、「ゲートウェイ」の建設計画について、柴山文部科学大臣は、ことし中に参加を表明できるよう、政府内で調整を進める考えを示しました。

月を周回する新しい宇宙ステーション、「ゲートウェイ」は、アメリカが国際プロジェクトで建設するよう各国に参加を呼びかけていて、計画では2022年に建設を開始し、2026年ごろの完成を目指しています。

柴山文部科学大臣は記者会見で、先週、アメリカ ワシントンを訪れた際にNASA=アメリカ航空宇宙局のブライデンスタイン長官と会談し「ゲートウェイ」に関する議論を加速させる方針を確認したことを明らかにしました。

そのうえで、「ことし中をめどに、参画を表明できるよう、政府の宇宙政策委員会など、関係機関との調整を進めていく」と述べ、ことしの末に改訂する、政府の宇宙基本計画の工程表に、「ゲートウェイ」の建設計画への参加を盛り込めるよう、調整を進める考えを示しました。