和の時代に議論を」
安倍首相 改憲に改めて意欲

安倍総理大臣は、新しい憲法制定を目指す大会にメッセージを寄せ、「来月には新しい令和の時代がスタートし国の未来像を真正面から議論すべき時に来ている」として、自衛隊の明記など憲法改正に改めて意欲を示しました。

来月3日の憲法記念日を前に、新しい憲法制定を目指す大会が都内で開かれ、外国訪問中の安倍総理大臣がメッセージを寄せました。

この中で、安倍総理大臣は、「すべての自衛隊員が強い誇りを持って、任務を全うできる環境を整えるため、憲法にしっかりと自衛隊を明記し、違憲論争に終止符を打つことは政治家の責任ではないか」と指摘しました。

そのうえで、「来月には新しい令和の時代がスタートする。憲法は国の理想を語るもので、次の時代への道しるべだ。新しい時代のスタートラインに立って、国の未来像について真正面から議論を行うべき時に来ている」として、憲法改正に改めて意欲を示しました。

また、大会を主催した超党派の議員同盟の会長を務める中曽根元総理大臣は欠席し、「真に日本国民の手による、国民のための憲法を制定すべき時に来ている。後世に『立派な憲法だ』と言ってもらえるような憲法を実現する目標に向かって、まい進してもらいたい」とするメッセージを寄せました。