35墜落「不安与え
おわび」自衛隊トップ

青森県沖で最新鋭のF35戦闘機が墜落した事故について、自衛隊トップの山崎幸二統合幕僚長は、11日の定例会見で事故について謝罪する一方で、今後の配備計画への影響には言及しませんでした。

この中で山崎統合幕僚長は「地元や国民の皆様に不安を与え、深くおわびします」と謝罪したうえで、パイロットや機体の捜索を24時間態勢で続けている状況を説明しました。

一方、今後の配備計画への影響については「部隊の練度を高めたうえで、スクランブル=緊急発進の対応などで運用していきたいと思っているが、原因を究明しながら考えていくべき問題だ」と述べるにとどまりました。

また、F35が欧米を中心に各国で導入が決まっている最新鋭機であることを踏まえ「周辺諸国の艦艇などの動向については、しっかりと監視していきたい」と述べ、情報の保全にも万全を期す考えを示しました。

この事故で航空自衛隊は行方がわからなくなっている事故機のパイロットについて、三沢基地所属の細見彰里3等空佐(41)と氏名を公表しました。