度発言で辞任 塚田氏の
後任に牧野京夫参議院議員

政府は、道路整備をめぐって安倍総理大臣と麻生副総理兼財務大臣の意向を「忖度(そんたく)した」と発言した塚田国土交通副大臣の辞任を認め、後任に自民党の牧野京夫参議院議員を任命することを、5日午後の持ち回りの閣議で決定しました。

牧野氏は参議院静岡選挙区選出で60歳。5日夕方、皇居での認証式などを経て、副大臣に就任しました。国土交通副大臣就任は2度目です。

牧野氏は、総理大臣官邸で記者団に対し、「安倍総理大臣から『職責をきっちり果たしてもらいたい』と言われた。国土交通省の仕事は、公共性や公正性が大事なので、重責を果たしたい」と述べました。

また、山口県下関市と北九州市を結ぶ道路整備について、「もう一度話を聞いて考えたいが、基本的には必要性があるから調査が始まると思っている」と述べました。