度発言の道路「事業化は
費用対効果など検証して」

塚田国土交通副大臣が安倍総理大臣と麻生副総理兼財務大臣の意向を「忖度(そんたく)した」と発言した山口県と福岡県を結ぶ道路整備について、菅官房長官は午前の記者会見で、「個々の道路事業は、周辺道路の整備状況や渋滞の状況、また事業を行った場合の効果などを踏まえて実施を判断している」と述べました。

そのうえで「本件についても、地域の周辺道路で慢性的な渋滞が発生しており、さらに本州と九州を結ぶ主なルートが1つしかないため、去年の豪雨の際に支障が生じたことなどを踏まえ、一昨年度から調査が行われている。まだ調査段階であり、今後の事業化は費用対効果などを検証して判断していくことになる」と述べました。