じこもっていると
いろいろ気になる」谷垣氏

自転車事故で大けがをして政界を引退した自民党の谷垣前総裁が、みずからを中心とする議員グループの会合に出席し、本格的な政治活動の再開に期待する声が出されました。

自転車事故で大けがをして政界を引退した自民党の谷垣前総裁は、27日、みずからを中心とする議員グループの会合に出席しました。

この中で谷垣氏は「毎日うちに閉じこもっているといろんなことが気になるが、いちばん気になるのは『平成』がどういう時代だったかだ」と述べ、国際情勢などを振り返ったうえで、「夏の参議院選挙は必ず勝たなければならない」と呼びかけました。

一方、逢沢元国会対策委員長は「谷垣氏に大所高所から指導をいただき、一体となって日本の未来を切り開く政策を考えていきたい」と述べました。

出席者によりますと、会合では、谷垣氏が障害者支援政策でリーダーシップを発揮するなど本格的な政治活動の再開に期待する声が出されたということです。

谷垣氏は今月、自民党の二階幹事長から参議院選挙への立候補を要請され、「リハビリを中心に生活していきたい」として断ったものの、党内には政界復帰を期待する声が根強くあります。