治家は死なず、
消えることはない」中谷氏

自転車事故で大けがをし、政界を引退した自民党の谷垣前幹事長は先月31日、安倍総理大臣と面会したのに続き、みずからを中心とする議員グループに対し、幹部への電話を通じて結束して活動するよう呼びかけました。

谷垣前幹事長はおととし自転車事故で大けがをし、去年、政界を引退しましたが、先月31日、2年3か月ぶりに公の場に姿を見せ、安倍総理大臣に体調の回復を報告しました。

谷垣氏は、1日に開かれた、みずからを中心とする議員グループの会合には出席しませんでしたが、中谷元防衛大臣が谷垣氏と電話で話した内容を紹介しました。

それによりますと、谷垣氏は「先の自民党総裁選挙では、グループに所属する議員の対応が分かれたが、今後は共通の目標を持ち、求心力を働かせながら、まとまって活動してほしい。またどこかでグループの会合にも顔を出したい」と述べたということです。

そのうえで、中谷氏は「谷垣氏の体調が回復し、公の場に出られるようになったので、非常にうれしい。谷垣氏は、今後の活動について『老兵は死なず消えゆくのみ』と言ったが、政治家は死なず、消えることはない」と述べ、谷垣氏の活動再開に期待を示しました。