とに迷惑をかけない
よう生きていく」谷垣氏

自民党の二階幹事長は自転車事故で大けがをして政界を引退した谷垣前総裁と会談し、参議院選挙への立候補を要請しましたが、谷垣氏は「リハビリを中心に生活していきたい」として断りました。二階氏は今後も要請を続ける考えです。

自民党の二階幹事長は13日、東京都内のホテルで、自転車事故で大けがをして政界を引退した谷垣前総裁と会談し、会談には林幹事長代理や稲田筆頭副幹事長、それに谷垣グループ幹部の遠藤元オリンピック・パラリンピック担当大臣も同席しました。

この中で二階氏は「元気で帰ってくる日をお待ちしている」と述べ、夏の参議院選挙に比例代表で立候補するよう要請しました。

これに対し、谷垣氏は「リハビリを中心に生活していきたい」と述べ、要請を断りました。

ただ二階氏は今後も会談を重ね要請を続ける考えを伝えたということです。

このあと谷垣氏は記者団に対し「退院して1年数か月がたち、自分ができることがだんだん分かってきた。リハビリを中心に、ひとに迷惑をかけないよう生きていくということではないか」と述べました。

一方、二階氏は「谷垣氏は至って元気で、ことばも明朗かったつで本当に力強く思った。『元気で帰ってくる日をお待ちしたい』という党幹部全員の気持ちを伝えた。状況を整えることが大事ではないか」と述べました。