「『兵は去るのみ』
というが私は去らず」古賀氏

自転車事故後、初めて公の場に姿を見せた自民党の谷垣・前幹事長は、「老兵は死なず、消えゆくのみ」と述べましたが、古賀・元幹事長は、1日、東京都内で開かれた会合で、自身は去らずに、平和の尊さを訴えていく考えを強調しました。

「長い間の同志でありました谷垣先生が、大きな事故を克服して、お元気になって、官邸をお訪ねになり、記者団に、『老兵は死なず、そっと去るのみ』と(述べた)。私は去らずに、また皆さんの前でお話を申し上げていいのかなと。いつまでも出しゃばって」

「私は今、数少ない戦前の生まれです。なぜそっと去らずにいるかというと、天から降ってわいた平和ではないんだと、命あるかぎり伝えることも政治を志した1人として、残された大切なことなのかなという思いがするからです」

「憲法議論を私はけしからんとは一言も言いません。もっとやるべきだと思うんです。国会議員たるもの、憲法について、しっかりと勉学し、研究し、学習するというのは当然の責務です。しかし、現行憲法に流れる平和主義と、主権在民と人権、この精神は決して忘れてはならない」