国国会議長発言に
「対応求めた」河野外相

韓国の国会議長が「慰安婦問題は天皇陛下が謝罪すれば解決する」などと発言したことをめぐり、韓国外務省が先に行われた日韓外相会談で言及はなかったと発表したことについて、河野外務大臣は「韓国側に対応を求めた。『知らない』ということにはならない」と述べ、韓国側の対応を批判しました。

韓国のムン・ヒサン(文喜相)国会議長が「慰安婦問題は、天皇陛下が謝罪すれば解決する」などと述べたことをめぐり、韓国外務省は、ドイツのミュンヘンで行われた河野外務大臣と韓国のカン・ギョンファ(康京和)外相との会談で言及はなかったと発表し、日本側の説明と食い違っています。

これについて河野外務大臣は17日未明、ミュンヘンで記者団に対し「外相会談で韓国側には『発言には大変驚くとともに残念に思う。しっかりと対応してください』と伝えた」と述べ、反論しました。

そのうえで河野大臣は「謝罪と撤回を求めるということは再三再四申し上げており、韓国側もよく理解をしているはずだ。『知らない』ということにはならない」と述べ、韓国側の対応を批判しました。