相が天皇陛下がひと言
謝れば解決」韓国国会議長

アメリカのメディアは、歴史問題を含め悪化している日韓関係について、韓国のムン・ヒサン(文喜相)国会議長が、「総理大臣がひと言言うか、戦争犯罪の主犯の息子である天皇陛下が高齢者の手を握り、ひと言謝ればすべて解決される」と述べ、安倍総理大臣か天皇陛下が謝罪すれば問題は解決するという考えを示したと、伝えました。

アメリカのブルームバーグは、韓国の国会議員でつくる韓日議員連盟の元会長で、知日派として知られているムン・ヒサン国会議長の発言を伝える記事を8日夜、公式サイトに掲載しました。

この中で、ムン国会議長は、歴史問題を含め悪化している日韓関係を改善するためには何が必要かという問いに対して、「総理大臣からのひと言があればいい。私は退位を控えた天皇陛下が望ましいと思う。戦争犯罪の主犯の息子が、高齢者の手を握り、『本当に申し訳なかった』とひと言言えばすべて解決されるだろう」と述べたと伝えられています。

今回のこの発言について、韓国メディアからは、2012年に当時のイ・ミョンバク(李明博)大統領が「天皇陛下が韓国を訪問するなら日本からの独立運動の犠牲者に謝罪すべきだ」と発言して、日本側の強い反発を招いたことに触れ、日本の国民感情を刺激するものだとして懸念する報道も出ています。