海道は『1本足打法』
東京は危険少ないと」都知事

ことし9月に北海道のほぼ全域で起きた大規模な停電「ブラックアウト」を踏まえ、東京都の小池知事は、首都圏の電力需給をコントロールする東京電力の指令所を視察し、電力の安定供給に向けて互いに連携していくことを改めて強調しました。

東京都の小池知事は千代田区にある東京電力を訪れ、首都圏の電力需給をコントロールしている「中央給電指令所」で、小早川智明社長から電力を安定供給するための仕組みについて説明を受けました。

今回の視察は、ことし9月に北海道のほぼ全域で大規模な停電「ブラックアウト」が起きたことや、九州地方で10月に、電力の需給バランスが崩れて大規模な停電が起きるのを防ぐため太陽光発電の一部を停止させる「出力制御」が実施されたことを踏まえて行われました。

小池知事は視察終了後、記者団に対し「北海道の場合は『1本足打法』に近く、非常に壊れやすい部分があったが、東京は各所に分かれているのでブラックアウトの危険性は少ないと聞いている」と述べたうえで、電力の安定供給に向けて東京電力と連携していくことを改めて強調しました。