韓関係をどうする意向
なのか話し合いを」河野外相

元慰安婦を支援する財団を韓国政府が解散すると発表したことなどについて、河野外務大臣は記者会見で「韓国側による未来志向とは言えないケースが連続している」と批判し、日韓関係が悪化する中、韓国政府に今後の対応をただしたいという考えを示しました。

この中で、河野外務大臣は「ことし、日韓共同宣言20周年を受けて、未来志向で新しい関係をつくっていこうとしていたにもかかわらず、自衛隊の『旭日旗』の話や、朝鮮半島出身労働者に関する判決、そして、元慰安婦を支援する財団の解散など、未来志向と言えないケースが連続して続いている」と韓国側の対応を批判しました。

また、河野大臣は韓国の国会議員が来週26日に島根県の竹島への上陸を計画していると報道されていることについて、「竹島への上陸は、政府や公の機関が交通手段を提供するわけで、『国会議員が上陸する』と言うだけではすまない」と述べました。

そのうえで、河野大臣は「日韓関係をどうする意向なのか、きちんと話し合っていかなければならない」と述べ、日韓関係が悪化する中、韓国政府に今後の対応をただしたいという考えを示しました。