を取ったらのんびりと
好きなことを」谷垣氏

おととし自転車事故で大けがをし、政界を引退した自民党の谷垣前幹事長が、みずからを中心とする議員グループの会合に事故後初めて出席し、体調の回復を報告するとともに今後のグループの活動にエールを送りました。

谷垣前幹事長は、おととし自転車事故で大けがをして去年、政界を引退しましたが、21日、みずからを中心とする議員グループの会合に事故後初めて出席しました。

この中で谷垣氏は「不注意でけがをし、おわびに来なければという気持ちでいたが、思うように回復が進まず、きょうになってしまった。温かい励ましに心から感謝したい」と述べ、体調の回復を報告しました。

そのうえで「政治の世界の様子も変わり、国内もアメリカなども今まで常識だと思っていたことだけでは、必ずしも物事が進まないようになってきたのではないか。それぞれの経験を生かし、日本の将来や世界の在り方に、いい影響を与えられるよう頑張ってもらいたい」と述べ、今後のグループの活動にエールを送りました。

会合では、谷垣氏の政界復帰に期待する声も出されたということですが、谷垣氏は記者団に対し、「老兵は死なず、年を取ったら、のんびりと自分の好きなことをやるということではないか」と述べ、慎重な考えを示しました。