”マイナ保険証” ない人には「資格確認書」提供で調整 政府

健康保険証を2024年秋に廃止し、マイナンバーカードと一体化させるのに向け、政府は保険証の廃止後も、必要な保険診療を受けられるよう、カードをなくした人や取得していない人には「資格確認書」を提供する方向で調整に入りました。

政府は現在使われている健康保険証を2024年秋に廃止し、マイナンバーカードと一体化する方針で、実現に向けた課題の検討を進めています。

その結果、カードをなくした人や取得していない人も、保険証の廃止後も必要な保険診療を受けられるよう、保険証の情報が記載された「資格確認書」を提供する方向で調整に入りました。

また、今の保険証を一定期間、有効と見なすことも検討しています。

一方、出生後に速やかにマイナンバーカードを交付できるよう、出生届の提出にあわせて申請を行えるようにし、1歳未満の乳児には顔写真がないカードを交付する方針です。

そして、顔写真がないカードの有効期限は、5歳の誕生日までとする方向です。

政府は具体的な制度をさらに固めたうえで、必要となる法案を今の国会に提出する方針です。