コロナ「5類」移行は 4月下旬~5月上旬 今週中に決定へ調整

新型コロナの感染症法上の位置づけについて、政府は、4月下旬から5月上旬に「5類」に移行する方針で、今後さらに調整を進めて、移行時期を絞り込んだ上で、今週中に決定したい考えです。

新型コロナの感染症法上の位置づけをめぐっては、岸田総理大臣が、先週、原則として、ことし春に今の「2類相当」から季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行したいという方針を示しました。

政府は移行するタイミングを検討していて、これまでのところ、自治体や医療機関などが準備を進める期間を十分に確保したうえで、4月下旬から5月上旬に行う方針です。

そして今後、さらに調整を進めて移行する時期を絞り込んだ上で、今週中に、新型コロナ対策本部の会合を開いて、決定したい考えです。

また移行したあとの医療費の扱いについて、政府は、自己負担が生じれば受診を控える人が増えることも懸念されるとして、当面公費負担を継続する方向で調整を続けています。

一方、屋内でのマスクの着用について、政府内では、「5類」への移行よりも前に学校などではルールを緩和する案も出ていて、対応が検討されています。