横田基地の周辺自治体 オスプレイ飛行再開 “住民不安解消を”

アメリカ軍が、飛行を停止していた輸送機CV22オスプレイの飛行再開を決めたことを受け、東京の横田基地の周辺自治体は4日、アメリカ軍や防衛省などに十分な説明を行って住民の不安を解消することなどを要請しました。

アメリカ軍の輸送機CV22オスプレイをめぐっては、アメリカ空軍が先月、飛行中の不具合が増えているとしてすべての機体の飛行を停止するよう指示していましたが、今月2日、飛行を再開することを決めたと明らかにしました。

北関東防衛局から東京都に入った情報では、防衛省とアメリカ国防総省が意見交換をした結果、深刻なトラブルを起こさずに安全に運用する手順が確立され、一律に飛行を見合わせる課題は無いとされたということです。

横田基地の機体もチェック飛行を行ったうえで、7日以降、通常運用が再開される予定で、都と基地周辺の自治体で作る連絡協議会は4日、アメリカ軍と防衛省、それに外務省に要望書を提出しました。

要望書では「周辺住民の安全性に対する不安の解消には至っておらず、不安をさらに募らせることが懸念される」としたうえで、アメリカ軍や国に、安全確保の徹底はもとより十分な説明を行って住民の不安を解消することなどを要請しました。