参院選 投票日は7月10日 6月22日公示 臨時閣議で決定

通常国会の閉会を受けて臨時閣議が開かれ、参議院選挙が6月22日公示、7月10日投票の日程で行われることが決まりました。

参議院選挙は、公職選挙法で国会が閉会してから24日以後30日以内に行われることになっています。

政府は通常国会の閉会を受けて臨時閣議を開き、6月22日公示、7月10日投票の日程で参議院選挙を行うことを決めました。

今回の参議院選挙は、非改選の議席を除く選挙区の74議席と神奈川で欠員となっている非改選の1議席、それに比例代表の50議席の合わせて125議席をめぐって争われます。

各党は事実上の選挙戦に入り、経済対策や外交・安全保障それに社会保障政策などを争点に論戦が繰り広げられる見通しです。

れいわ 参院選の公約 消費税廃止 季節ごと1人10万円給付

れいわ新選組は、15日に参議院選挙の公約を発表しました。物価高騰対策として、消費税の廃止や、季節ごとに国民1人当たり10万円を給付することなどを掲げています。

れいわ新選組は、15日に山本代表が記者会見し「『日本を守る』とは『あなたを守る』ことから始まる」をスローガンに掲げた参議院選挙の公約を発表しました。

公約では「消費税の税収は法人税減税の穴埋めに使われ、社会保障には一部しか使われていない」と指摘し、物価高騰対策として、消費税を廃止するとしています。

また、「悪い物価上昇が収まるまで」の対応として、季節ごとに国民1人当たり10万円を給付するとしています。

このほか、エネルギー政策では、原子力発電を即時禁止し、ガス火力による発電をつなぎにして、自然エネルギー100%を達成するとしています。

一方、外交・安全保障政策では、専守防衛と徹底した平和外交の重要性を強調したうえで「唯一の戦争被爆国として、『核なき世界』の先頭に立つ」としています。

山本氏は「日本の景気や社会の崩壊した部分を根底から立て直していくには、消費税の廃止が必要だ。参議院選挙は近い未来に対する大きな岐路に立った選挙で、この国に生きる人々の生活と事業の継続をどう守っていくのかがいちばんの争点にならなければならない」と述べました。