立憲民主党 泉代表「憲法改正は夏の参議院選挙の争点の1つ」

憲法改正の論議をめぐり「自衛隊の明記」や「緊急事態対応」など、自民党がまとめた4項目の改正案について、立憲民主党の泉代表は「国民の自由や私権の制限を進めようとするものだ」と批判し、夏の参議院選挙の争点の1つにしたい考えを示しました。

衆参両院で開かれている憲法審査会では、自民・公明両党に加え、日本維新の会などが、憲法改正の議論に前向きな姿勢を示し、自民党は、「自衛隊の明記」や「緊急事態対応」など、4項目の憲法改正案をまとめています。

これについて、立憲民主党の泉代表は、奈良市で記者団に対し「権力者を強くし、国民の自由を制約するもので、立憲主義に反するし、国民の皆さんにも不利益が生じる」と批判しました。

そのうえで、泉氏は「憲法改正はやはり参議院選挙の争点の1つだ。ウクライナ情勢やコロナ禍にかこつけて、国民の自由や私権の制限を進めようとする4項目で、われわれは同意できない。反対だ」と述べ、憲法改正の是非をめぐる論議を、夏の参議院選挙の争点の1つにしたい考えを示しました。