センバツ高校野球選考
「納得いく説明すべき」

ことしのセンバツ高校野球の出場校の選考をめぐって、去年秋の東海大会で準優勝した高校が選ばれなかったことについて末松文部科学大臣は、日本高校野球連盟などの主催者が、納得が得られる説明を果たすべきだという認識を示しました。

3月に開かれるセンバツ高校野球の出場校の選考をめぐっては、去年秋の東海大会で準優勝した静岡の聖隷クリストファー高校ではなく、ベスト4だった岐阜の大垣日大高校が選ばれました。

これについて末松文部科学大臣は衆議院予算委員会の分科会で「センバツ高校野球は、野球に打ち込んできた高校球児たちにとって憧れの舞台であり、主催者は納得できるように丁寧に説明を果たしてほしい」と述べました。

そのうえで「大垣日大の皆さんには頑張っていただきたいし、聖隷クリストファーの皆さんも、自分たちの夢を描いて前へ進み、今回のことでくじけず頑張ってほしい」と両校の選手にエールを送りました。

浜松市の聖隷クリストファー高校野球部OB会が署名集める

聖隷クリストファー高校の野球部OB会は、追加で選んでもらえるよう2月6日からインターネットのサイトを使って署名活動を始めました。

10日に日本高校野球連盟が出場校の数を変更しないとする見解を示したため、予定を早めて活動を終了しましたが、それでも最終的に1万8000人余りの署名が集まったということです。

OB会の宮下良人会長は「予想を超える反響に驚いた。多くの人に関心を持ってもらえていると感じありがたかった。夏に向けて選手たちを引き続き支援していきたい」と話しています。

OB会は、集めた署名について、大勢の人たちが応援してくれている証として、学校を通じて選手たちに手渡すことを検討しているということです。