看護師などの国家試験
“コロナ感染での追試難しい”

後藤厚生労働大臣は10日衆議院予算委員会で、看護師などの国家試験をめぐり、新型コロナに感染して受験できなかった人たちへの対応について、試験の公平性などの観点から、追試を認めることは難しいという認識を示しました。

新型コロナの感染が急拡大する中、今月13日に行われる看護師の国家試験などについて、感染して受験できなかった人への救済措置がなければ、医療現場に深刻な人手不足が生じるとして、追試の実施を求める意見が相次いでいます。

これについて後藤厚生労働大臣は、衆議院予算委員会で「何とかしたいという気持ちはあるが、今回だけ認めることは難しい。受験生のレベルを確認するという試験の公平性などを守っていく必要があることもご理解いただきたい」と述べ、追試を認めることは難しいという認識を示しました。

また、斉藤国土交通大臣は去年7月、静岡県熱海市で起きた土石流を受けて「盛り土」の規制を強化する法案について「包括的に規制する法制度を構築することにしており、来月上旬には法案を国会に提出する予定だ。悲劇を繰り返さないためにも、法案の施行時期はできるかぎり早期が望ましいと考えており、検討していきたい」と述べました。