大規模接種予約システム
誤入力修正で予約不可能も

新型コロナウイルスワクチンの大規模接種をめぐり、予約システムで、生年月日を誤って入力し、修正しようとすると、予約ができなくなるケースが起きていたことがわかり、防衛省は、システムに問題があったとして、21日中に改修を完了させるとしています。

政府が、東京と大阪に開設する大規模接種センターのワクチン接種は、今週からインターネットで予約の受付が始まり、東京、大阪のいずれの会場でも、最初の1週間分の予約枠が埋まり、来週24日から対象地域を広げて、予約の受け付けが行われます。

こうした中、防衛省によりますと、今週、予約を受け付けた際、生年月日を誤って入力し、修正しようとすると、予約ができなくなるケースが起きていたことがわかりました。

具体的には、予約の受け付け画面で生年月日を誤って入力するなどしたあと画面を戻すと、正しい接種券番号などを入力しても、入力作業を進められなくなる状態にあったということです。

防衛省は、システムに問題があり、21日中に改修を完了させ、来週24日から、対象地域を広げて始まる予約の受け付けには間に合わせるとしています。

また、このトラブルで予約が取れなかった人は、防衛省が設置している電話の窓口に相談するよう呼びかけています。

これについて、加藤官房長官は、記者会見で「結果として、当該の方には予約ができなかったわけであり、そのことは大変申し訳なく思っている」と述べました。