聖火リレー 佐賀県で業務に
当たったスタッフが感染

今月、佐賀県で実施された東京オリンピックの聖火リレーで、業務に当たっていたスタッフ1人が、次の開催地の福岡県で受けた検査で、新型コロナウイルス感染が確認されました。このスタッフは聖火リレーの隊列に参加していたものの、ランナーや沿道の人たちとの接触はなく、濃厚接触者もいないということです。

今月9日と10日に佐賀県で行われた聖火リレーに参加していたスタッフ1人が、次の開催地の福岡県に移動したあとの定期検査で陽性になり、13日になって新型コロナ感染が確認されました。

大会組織委員会によりますと、このスタッフは佐賀県では隊列の一員として車の中から、リレーの運営状況を確認する業務に当たっていて、ランナーや沿道の人たちとの接触はなく、濃厚接触者もいないということです。

また、発熱などの症状はないものの、それ以前に行われた別の県のリレーでも業務に当たっていたということです。

佐賀県の聖火リレーでは、物資を運んでいた車の運転手が、新型コロナに感染していたことも明らかになっていて、この運転手は複数回にわたりほかのスタッフと会話をしながら食事するなどのルール違反をしていました。

組織委員会は、今回感染が判明したスタッフにはルール違反などは確認されていないとしていて「引き続き感染拡大の抑止に努めるとともに必要な対策を講じていきます」としています。