年末に懇親会参加の警察署長
コロナ感染 同席の課長も

警視庁の60歳の署長が、新型コロナウイルスに感染したことが分かりました。署長は、12月下旬に都内の飲食店で行われた十数人の懇親会に参加していたということで、警視庁が詳しいいきさつなどを調査しています。

新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは、警視庁尾久警察署の60歳の署長です。

警視庁によりますと、署長は1月1日に37度4分の熱が出たことなどからPCR検査を受けたところ、5日陽性と判明したということです。

署長は12月28日、都内の飲食店で署員や地元の交通安全協会のメンバー、合わせて十数人で行われた懇親会に参加していて、同席した交通課長も1月3日、感染が確認されたほか、別の署員1人も熱が出てPCR検査の結果を待っている状態だということです。

警視庁では、感染拡大を受けて5人以上の会食を控えるよう指示していましたが、署長は懇親会のあと、2次会にも参加していたということです。

署長は現在、症状はなく、今月8日付けで警務部への異動となりました。

警視庁は、懇親会に参加したいきさつや感染経路などを調査しています。