杉田議員発言撤回求める署名
自民が受け取らず緊急デモ

性犯罪などをめぐって自民党の杉田水脈衆議院議員が「女性はいくらでもうそをつける」と発言した問題を受け、性暴力の被害者らの団体が発言の撤回などを求める署名、13万人分を提出しようとしましたが、自民党は受け取らず、団体は党本部の前で緊急のデモを行いました。

自民党の杉田水脈衆議院議員が性犯罪などをめぐって「女性はいくらでもうそをつける」と発言したことに対し、性暴力の根絶を訴える「フラワーデモ」という活動を主催する団体などは、発言の撤回や議員辞職を求めて署名活動を行ってきました。

団体などは13日、これまでに集まった13万6400人分の署名を提出するため、自民党本部を訪れました。

しかし、対応した自民党の関係者は受け取らず、団体の女性たちは党本部の前でデモを行い、「13万人を超える市民の声の重さを党として受け止めてほしい」と訴えていました。

署名を受け取らなかった理由について自民党は取材に対し「杉田議員に対しては下村政務調査会長が口頭で注意し、本人もブログで説明しており、党として結論が出ている」と説明しています。

署名を呼びかけた作家の北原みのりさんは、「苦しんでいる数多くの被害者の尊厳を踏みにじる発言で、署名は増え続けている。こうした発言をする議員を党として公認しないでほしいという声を引き続き届けていきたい」と話していました。