京都知事選告示
過去最多の22人が立候補

任期満了にともなう東京都知事選挙が18日告示され、過去最多となる22人が立候補しました。小池都政への評価や新型コロナウイルス対策などを争点に来月5日の投票日に向けて17日間の選挙戦がスタートしました。

東京都知事選挙に立候補したのは届け出順に
▽れいわ新選組の代表で新人の山本太郎氏(45)
▽無所属で現職の小池百合子氏(67)
▽諸派の新人で幸福実現党広報本部長の七海ひろこ氏(35)
▽無所属の新人で日弁連・日本弁護士連合会の元会長、宇都宮健児氏(73)
▽諸派の新人で日本第一党の党首、桜井誠氏(48)
▽無所属の新人で元介護職員の込山洋氏(46)
▽無所属の新人で日本維新の会が推薦する熊本県の元副知事、小野泰輔氏(46)
▽無所属の新人で元朝日新聞社員の竹本秀之氏(64)
▽諸派の新人で歌手の西本誠氏(33)
▽無所属の新人で建物管理会社社長の関口安弘氏(68)
▽無所属の新人でNPO法人代表の押越清悦氏(61)
▽諸派の新人でNHKから国民を守る党が推薦するミュージシャンの服部修氏(46)
▽諸派の新人で自らが党首を務めるNHKから国民を守る党が推薦する立花孝志氏(52)
▽諸派の新人でNHKから国民を守る党が推薦する、実業家秘書の齊藤健一郎氏(39)
▽諸派の新人で自営業の後藤輝樹氏(37)
▽無所属の新人で作家の澤紫臣氏(44)
▽諸派の新人でイベントプロデューサーの市川浩司氏(58)
▽無所属の新人でフリージャーナリストの石井均氏(55)
▽無所属の新人で薬剤師の長澤育弘氏(34)
▽無所属の新人で元会社員の牛尾和恵氏(33)
▽諸派の新人で社会活動家の平塚正幸氏(38)
▽無所属の新人で元陸上自衛官の内藤久遠氏(63)
以上の22人です。

22人の立候補は、東京都知事選挙で過去最多となります。

このうち山本太郎候補は「東京都にお暮らしの方々が困らないように全力で底上げし、目の前で苦しんでいる人を放っておかない。総額15兆円を都独自で資金調達し、あなたのコロナ損失を底上げしていく。そして、第2波、第3波にもしっかり対応していく」と訴えました。
小池百合子候補は「喫緊の課題であるコロナ対策、これにつきる。第2波に備える必要がある。そこで私は東京版の予防センターを凝縮して作っていきたい。人の命を守ると同時に稼ぐ東京、この両方の見直しをし、縮減をする部分、稼ぐ部分を作っていく」と訴えました。
宇都宮健児候補は「コロナ災害に伴う国や東京都の自粛要請、そして休業要請などによって多くの都民の生活や命が脅かされている。被害をこれ以上拡大させない。そして、都民一人一人の命や暮らしを守る都政が今こそ求められていると思う」と訴えました。
小野泰輔候補は「熊本県の副知事として8年間、実務をやってきた。熊本地震からの創造的復興という具体的な政策にも取り組み成果を出してきた。今、知事が代わっても、コロナ対策をやってきた実績もある。私が結果を出せる候補だと、自信をもって示したい」と訴えました。
立花孝志候補は「新型コロナウイルス対策で『自粛、自粛』と言われるのは、娯楽産業の人たちにとって『もうお前たちは死んでいいんだ』と言われているのに等しい。飲食店やイベント業の方たちを守っていけるよう取り組んでいきたい」と訴えました。

今回の選挙で、自民党は事実上の自主投票ですが、二階幹事長は小池氏を支援する考えを示しています。また、公明党も推薦や支持は出しませんが小池氏を実質的に支援することにしています。

一方、立憲民主党、共産党、社民党は宇都宮氏を支援する方針です。

日本維新の会は小野氏を推薦しています。

れいわ新選組は、代表の山本氏を公認しています。

NHKから国民を守る党は党首の立花氏らを推薦しています。

国民民主党は自主投票を決めています。

選挙戦では小池都政の評価や、新型コロナウイルス対策のほか、1年延期された東京オリンピック・パラリンピックへの対応などが争点になる見通しです。

東京都知事選挙は17日間の選挙戦を経て、来月5日に投票が行われ、即日開票されます。