型連休 新幹線や特急の
利用者 去年同時期の5%

大型連休期間中の全国の新幹線や特急列車の利用者数は、新型コロナウイルスの影響で大幅に減少し、去年の同じ時期の5%となる90万人余りでした。JRによりますと、大型連休の利用者数としては記録が残る平成2年以降、最も少ないということです。

JRによりますと先月24日から6日までの13日間、全国の新幹線や特急列車を利用した人は91万6000人で、去年の同じ時期の5%だったということです。

路線ごとの利用状況では、九州新幹線が去年の同じ時期の7%、東海道新幹線が6%、東北新幹線と山陽新幹線がいずれも5%、北海道新幹線、秋田新幹線、山形新幹線がいずれも3%などとなっています。

これは、新型コロナウイルスの影響で利用者数が大幅に減少したためで、JRによりますと、大型連休の利用者数としては記録が残っている平成2年以降、最も少ないということです。

一方、全国の高速道路でも、大型連休中の交通量は例年に比べて大幅に減少しました。

国土交通省によりますと、NEXCO東日本や中日本、それに西日本などの主要な区間では、先月25日から6日までの乗用車や小型貨物自動車の交通量が、去年の同じ時期の2割ほどで、目立った混雑や渋滞は発生しなかったということです。

高速道路各社は、引き続き、今月10日までは東京と大阪近郊を除く地方の高速道路について、休日割引を適用しないことを決めていて、帰省や旅行など都道府県をまたぐ不要不急の外出を自粛するよう呼びかけています。

主要各駅の利用者も大幅に減少 JR東日本

JR東日本は管内の主要な駅のうち、18の駅の利用状況について発表しました。

それによりますと、先月25日から5日までの11日間に東京駅を利用した人は、去年の同じ時期の15%、新宿駅は17%、渋谷駅は18%などとなっていて、18の駅のうち14の駅で20%を割り込んでいました。

このうち新青森駅は7%、山形駅は8%と10%を下回る駅もありました。

一方、千葉駅では去年の同じ時期の27%、大宮駅が25%、横浜駅が23%、盛岡駅が21%となっていました。