小企業支援でプレミアム
商品券 川崎が発行へ

川崎市は、新型コロナウイルスの影響で厳しい経営を強いられている地元の中小企業を支援しようと、独自のプレミアム商品券を発行することを決めました。

これは30日、川崎市の福田紀彦市長が会見で明らかにしました。それによりますと、新型コロナウイルスの影響で厳しい経営を強いられている市内の中小の店舗や宿泊施設を支援するため、プレミアム商品券の「川崎じもと応援券」を発行します。

この商品券は、1万円で購入すると、市内にある中小の小売店や宿泊施設それに飲食店などで1万3000円分の買い物や食事などができます。

商品券を購入できるのは、川崎市に住んでいるか通勤通学をしている人で、87万部を発行する予定です。

発行の時期や対象となる店舗などは今後決めるということで、事業費として30億円を5月の補正予算案に計上することにしています。

市では、特別定額給付金の10万円が支給されるタイミングに合わせることで地元での消費を促したいとしています。

会見で、福田市長は「まだ経済的に耐えられるという人は、国からの給付金を商品券に回して、地元の店舗を応援してほしい」と述べました。