野古の埋め立て
設計変更を県に来月申請へ

沖縄のアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設計画をめぐり、政府は、埋め立て予定地にある軟弱地盤を改良するための設計変更を来月、沖縄県に申請する方針を固めました。沖縄県は、移設阻止に向けて変更を認めない方針で、国と県の対立は、長期化すると予想されています。

アメリカ軍普天間基地の移設計画をめぐり、政府は埋め立て予定地にある軟弱地盤の改良工事を行うため設計を見直し、運用開始までの工期がおよそ12年、経費がおよそ9300億円になると試算しています。

埋め立てをめぐっては沖縄県が国を訴えた裁判で、最高裁判所が来週26日に言い渡す判決が、判断を変更する際に必要な弁論を開かずに言い渡されることになり、沖縄県側が敗訴する見通しとなっています。

政府は、この判決を受けて、来月、設計の変更を沖縄県に申請する方針を固めました。

沖縄県は、移設阻止に向けて変更を認めない方針で、国と県の対立は、長期化すると予想されています。