閣府6年分の名簿を提出
ほとんどが黒塗り

「桜を見る会」をめぐり、内閣府は各府省庁などに残されていた、去年までの6年分の推薦者名簿を新たに国会に提出しました。しかし、すでに提出されたことしの名簿と同様に、ほとんどが黒く塗りつぶされています。

総理大臣主催の「桜を見る会」をめぐり、内閣府は、先月、各府省庁などに残されていたことしの推薦者名簿を参議院予算委員会の理事懇談会に提出したのに続き、2日、去年までの6年分の名簿を提出しました。

名簿に掲載された推薦者の数を合わせると、去年は3361人、おととしは3220人などとなっています。

しかし、すでに提出されたことしの名簿と同様に、一部を除いて、推薦者の氏名や役職はほとんどが黒塗りになっています。

また、理事懇談会で、野党側は、安倍総理大臣の2日の参議院本会議の答弁では不十分だとして、参議院規則に基づく予算委員会の開催を改めて求めたのに対し、与党側は持ち帰り、引き続き協議することになりました。

野党側の筆頭理事を務める立憲民主党の蓮舫参議院幹事長は「与党の対応は安倍総理大臣を予算委員会に出さない『安倍総理大臣隠し』としか思えず、到底納得できない」と述べました。