雨 10人死亡2人不明
被害の全容わからず

今月25日の大雨の影響で、川の氾濫や土砂崩れが相次いだ千葉県や福島県では、10人が死亡したほか2人が今も行方不明になっていて、警察などは29日も行方不明者の捜索を行うことにしています。一方、多くの住宅が浸水するなどの被害が出ましたが、今も全容が分かっていません。

今月25日の大雨では千葉県や福島県を中心に川の氾濫や土砂災害が相次ぎました。

千葉県で9人、福島県で1人の合わせて10人が死亡したほか、千葉県茂原市で50代の女性が、福島県相馬市で30代の男性が今も行方不明になっています。

警察などは28日も引き続き行方不明者の捜索を行うことにしています。

住宅の被害も相次ぎ、総務省消防庁や各県の27日時点のまとめでは千葉県と福島県、茨城県、それに埼玉県の少なくとも500棟以上の住宅で全壊や浸水などの被害が確認されています。

ただ千葉県や福島県では被害が大きかった自治体で調査が進んでいないなど、今も全容はわかっておらず、被害の件数は今後、大幅に増える見通しです。

台風19号で被害を受けた住宅が再び浸水したケースも多いということで、各自治体は被害状況の確認を急ぐことにしています。