婚の理由「めぐり合わ
ない」一方「探してない」も

20代から40代の未婚の男女が結婚しない理由は、「適当な相手にめぐりあわない」が最も多いものの、6割以上の人が相手を探すための行動を起こしていないことが、政府が18日に閣議決定した「少子化社会対策白書」で明らかになりました。

ことしの「少子化社会対策白書」では、去年12月に結婚を希望している20代から40代の男女3980人を対象に行った意識調査の結果を紹介しています。

それによりますと、結婚していない理由を複数回答で聞いたところ、
▽「適当な相手にめぐりあわない」が最も多く46.8%、
▽次いで「結婚資金が足りない」が26.6%、
▽「異性とうまくつきあえない」が24%でした。

このうち「適当な相手とめぐりあわない」と答えた人に、相手を探すために行動を起こしたか尋ねたところ、「特に何も行動を起こしていない」が61.4%に上りました。

とりわけ20代の男性は72.5%が「行動を起こしていない」と答え、若い男性が結婚相手探しに消極的であることが浮き彫りとなっています。

白書では「若い世代が職場内外でのさまざまな活動に参加できる機会を増やすことで、結婚に向けた行動を起こせていない人への支援を充実することが求められる」として、AI=人工知能を活用して理想の結婚相手探しを支援する愛媛県の取り組みなどを紹介しています。