どもを最低3人くらい
産むように」桜田前五輪相

桜田前オリンピック・パラリンピック担当大臣は、29日夜、自民党議員のパーティーで、少子化問題に言及し、「子どもを最低3人くらい産むように」などと述べました。このあと、桜田氏は、「誰かを傷つけたりする意図はなかった」などと釈明するコメントを出しました。

自民党の桜田前オリンピック・パラリンピック担当大臣は、29日夜、千葉市で開かれた自民党議員のパーティーに出席し、あいさつしました。出席者によりますと、桜田氏は少子化問題に言及し、「子どもを最低3人くらい産むように」などと述べたということです。

このあと、桜田氏は「子どもを安心して産み、育てやすい環境を作ることが重要だとの思いで発言したが、さまざまな生き方が尊重される社会であるべきと考えており、それを押しつけたり、誰かを傷つけたりする意図はなかった。ご理解をいただければ幸いに存じます」などと釈明するコメントを出しました。

桜田氏は先月、別の自民党議員のパーティーで、「復興以上に大事なのが議員だ」などと発言して、大臣を辞任しました。

少子化問題をめぐっては、自民党の加藤寛治衆議院議員が去年、「3人以上の子どもを産み育てていただきたい」などと述べて、その後、謝罪し、発言を撤回していて、桜田氏の発言に批判が出ることも予想されます。