阪ダブル選挙 自民が
辰巳琢郎氏に立候補打診

来月行われる大阪府知事と大阪市長のダブル選挙をめぐって、自民党が俳優の辰巳琢郎氏に立候補を打診していたことがわかりました。

いわゆる「大阪都構想」をめぐって、大阪維新の会の代表を務める大阪府の松井知事と、大阪市の吉村市長は、選挙で改めて民意の後押しを得たいとして、8日に辞職願を提出し、統一地方選挙前半の来月7日に行われる市長選挙に松井氏が、知事選挙には吉村氏が入れ代わる形で立候補することにしています。

これに対し、自民党は、「私利私欲、党利党略だ」と批判を強めていて、それぞれの選挙に候補者を擁立する方針で人選を進めています。

そして、大阪維新の会に批判的な勢力を結集できる候補者が望ましいとして、大阪市出身で、俳優としてテレビや映画、舞台などで幅広く活動している辰巳琢郎氏に立候補を打診していたことがわかりました。

ただ、辰巳氏からは、立候補するかどうか最終的な回答は得られていないということで、自民党は、回答を待って候補者の擁立に向けた調整を急ぐ方針です。