うちょ銀行の預け入れ
限度額を倍の2600万円に

政府の郵政民営化推進本部は、「ゆうちょ銀行」の貯金の預け入れ限度額を、今の2倍の2600万円まで引き上げることを決めました。

18日に開かれた政府の郵政民営化推進本部には、安倍総理大臣や閣僚らが出席し、有識者でつくる「郵政民営化委員会」がこれまでに取りまとめた意見書を了承しました。

意見書では、ゆうちょ銀行の通常貯金と定期性貯金について現在、合わせて1300万円となっている限度額を、それぞれで1300万円とし、実質的に今の2倍の2600万円に引き上げるとしています。

さらに今後、限度額の引き上げなどをする場合は、日本郵政が保有するゆうちょ銀行の株式の割合を3分の2未満になるまで売却することを条件とすることなども盛り込んでいます。

安倍総理大臣は「ゆうちょ銀行の限度額の見直しなどの意見を踏まえ、利用者の利便性のさらなる向上をはかるととともに、企業価値の向上や地域活性化に取り組むことを期待する」と述べました。

政府は必要な政令の改正を行い、ことし4月から限度額を引き上げる予定です。