2018/06/01(Fri) 17:00目指せ、東京五輪!体操女子・高校生の2人。
先月、イブニング信州で東京五輪を目指す2人の高校生を取材しました。
大町岳陽高校3年の松村朱里選手(左)と、1年の坂口彩夏選手(右)。
松村選手は3月の高校生の選抜大会で、長野県選手として初めて全国優勝。
得意な種目は、高さの違う2本のバーを使って技を披露する「段違い平行棒」です。
一方、坂口選手は4月の全日本選手権種目別「跳馬」で予選5位に入り、
将来が期待されています。
そして2人は同じ高校に通っていますが、実は10年以上のライバルなんです。
大町市の体操教室に小学生のころから通い、数々の大会で優秀な成績を残してきました。
小さなころから切磋琢磨してきた2人は、ライバルでもあり大事な仲間でもあると言います。
たとえば、こちら。体操種目の1つ、「跳馬」でのシーン。
難度の高い技に苦戦する松村選手に対して、年下の坂口選手がアドバイスをしていました。
体操は個人競技ですので、坂口選手にとって松村選手は競争相手です。そのため、こうしたアドバイスをすることは多くないですが、2人は10年の時間を一緒に過ごし、苦楽を乗り越えた大事な仲間。
「お互いの成長が、それぞれの刺激につながる」と2人は話してくれました。
さらに、練習以外では松村選手が坂口選手に勉強を教えることもあるそうですよ。
年齢は違えど、本気で体操に向き合うなかで生まれた素敵な関係だなと思いました。
2人の目標は、東京五輪に一緒に出場すること。長野から2人のオリンピック選手が誕生するか、注目です。
投稿者:西川典孝 |