２０代を中心とした若い留学生たちが、日本での進学や就職を目指して２年間学ぶ日本語学校、長野国際文化学院。主に中国やインドネシア、フィリピンなどアジア各国から
日本で学びたいと集まってきた皆さん。来年２月に、学びの集大成、卒業スピーチに臨みます。

日本語習熟度に合わせてクラス分けが行われています。
今回私は３つのクラスでスピーチの勉強会を担当させてもらいました。

実際の卒業スピーチは、自分たちの思いを自分たちで文章にしたものをスピーチするのですが
この日は、先生たちが用意してくれた原稿を使って、みんなの前で発表会をしてもらいました。
皆さん、事前にかなり練習を積んでこられていたので、
それぞれに感情を込めながらオリジナリティーあふれるスピーチをしてくれました。

コロナ禍で大変な中でも、皆さん２年間でものすごい速度で日本語をマスターし、
質問や感想までもしっかり自分の言葉で伝えてくれました。
私がお話ししたのは
「読む」のではなく「伝える」という意識を大切にしてほしいということです。
感情や熱をしっかり込めながら、伝えている相手の顔を見ながら語りかける。
「相手に伝わっている」かどうかを確かめながら、間やスピード、強弱、高低など、
変化をつけながら伝える意識を持つと、スピーチは劇的に変わります。

皆さんの日本語レベルが想像以上の高さだったので、
かなり高度な読みのポイントまで踏み込んで伝えさえてもらえました。
懸命に、ひたむきに、まじめに、熱意を持って学ぶみなさんの姿がとても頼もしかったです。
卒業スピーチ、ぜひ自信をもって臨んでくださいね！

これからも学校プロジェクトでは多くの皆さんとたくさん交流していきたいと思うのでお気軽にお声がけください！
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