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防災メモ

防災メモ
地震の備え

家具の固定・配置

地震の揺れで家の中の家具が倒れ、怪我をすることがあります。冷蔵庫や本棚、タンスなども倒れたり
動いたりして非常に危険です。

これを防ぐため、家具を固定しておく必要があります。強い揺れによって家具が壁や天井から外れてしまわないように頑丈な部分を選んで金具や鎖、ベルトなどでとめましょう。

特に寝室は、十分に地震対策をする必要があります。電気スタンドやテレビ、エアコンなどは地震の揺れで飛んでくることがあります。寝室に置く家具を減らしたり、置き方を工夫することも効果的です。

地震に備え、家の中の危険を少しでも減らすためにもう一度点検してみてください。

また、家の周りの定期的な点検も必要です。地震が起きた時、建物の外側にあるものが落ち、歩いている人に当たり思わぬ怪我をさせることがあります。

例えば、エアコンの室外機や鉢植え、ブロック塀や建物の外壁などです。商店であれば、看板も危険なものになる可能性があります。家の周りを定期的に点検し、地震が起きる前に修理しておきましょう。

避難場所・避難経路

「避難所」とは、各自治体があらかじめ指定している小学校や中学校、公民館などの一定の期間、
避難生活をする場所のことです。

また、自宅や今いる避難所の周辺が災害で危険になった場合、より安全な公園や緑地、学校の校庭などに避難することになります。いざというときのために、自治体のHPを見たり、地域の防災訓練に参加したりして最寄りの避難所を確認しておきましょう。

【避難経路】
また、避難するときの「経路の確認」も必要です。大地震が起き、揺れが収まって家の庭や空き地に移動する場合、余震で建物が倒壊するおそれがありますので、出来るだけ建物から離れて下さい。
建物が密集する細い道は、石垣やブロック塀も崩れてくるおそれがあります。また、川や崖の近くは地盤が崩れる恐れがあります。なるべく広い道を選び、道が通れなくなることも考え、一つの道順だけでなく複数の経路を探しておきましょう。
そして、普段から実際に歩いて避難場所と共に避難経路を確認してください。体に障害がある人やお年寄りが近くにいる場合、誰がどのような手段で避難させるかも、地域で話し合って決めておくようにしましょう。

耐震診断と耐震補強

いつ起きるかわからない地震から身を守る上で、多くの時間を過ごす自分の家がどの程度、揺れに耐えられるかを知ることは重要です。

阪神淡路大震災では、多くの人が寝ていた早朝に発生し亡くなった人の7割以上が倒れた建物の下敷きになりました。特に被害が多かったのは、古い木造住宅をはじめ、屋根が瓦ぶきなどで、重いわりに柱が細かったり、少なかったりした建物でした。お住まいの住宅の地震への強さを専門家に診断してもらう
「耐震診断」は、どこにどの程度の補強が必要なのかを知る事もでき、安心にもつながります。特に昭和56年より前の、古い耐震基準で建てられた住宅は専門家の耐震診断を受けましょう。

また、住宅の耐震補強は最も重要な地震対策の一つとされています。家全体を補強工事するものもありますが、寝室などいざというときに身を寄せる場所を決めて、一部を補強する方法もあります。

耐震診断や補強については、自治体から補助金が出る場合があります。

詳しくは、県やお住まいの各市町村にご相談ください。

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