【患者体験談】セルフケアで改善!あごの痛み「顎関節症」

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口・あごが痛い 口・あご

顎関節症になったとき -私のチョイス-

口をあけると痛い! 問題は「あごの筋肉」

Aさん(22歳・女性)が、あごの異変に初めて気づいたのは、高校生の頃でした。最初は、あごからガクガクと音がするだけだったので、多少違和感があってもそのまま過ごしてきました。しかし今年の夏頃からあごに痛みを感じるようになりました。そして痛みのために口を大きくあけられなくなってしまったのです。

「普段しゃべるときはあまり痛くはないんですが、ごはんを食べるときや、大きいハンバーガーなどを食べるときには痛いんです。」

Aさんは次第に、食事以外のときにも、あごの痛みを感じるようになり、ついに病院に行くことにしました。
顎関節症の診療を行うのは「歯科」。その中でも特に「口腔外科」が、あごを専門としています。Aさんは歯科衛生士である母親のアドバイスで、すぐに口腔外科を受診することにしました。

病院で行った「触診」や「開口量測定」(口がどのぐらい開くかを調べる検査)などの結果から、Aさんは顎関節症と診断されました。Aさんの場合、顎関節症といっても、問題は「関節」ではなく、あごの「筋肉」でした。あごのえらの角からほお骨にかけてついている筋肉「咬筋(こうきん)」が凝っていたため、痛みや口が開けづらいなどの症状が出ていたのです。

意外な「癖」が原因だった

しかしなぜAさんは、あごの筋肉が凝ってしまったのでしょうか。歯科医師から普段の生活や症状などを聞かれる中で、その原因もわかってきました。それはAさんの癖にありました。まずは「ほおづえ」をつくこと。実はほおづえをつくと、あごには意外に大きな力が加わり、負担がかかっているのです。さらに...

「パソコンを使うときに歯を噛みしめたりしていないかと歯科医からときかれました。確かに集中したりすると噛みしめている傾向があるみたいです。」

通常、ものを食べたりしているとき以外は、上と下の歯は離れています。しかし、Aさんは物事に集中したり、緊張したりすると、無意識のうちに上下の歯を合わせてしまう癖がありました。たとえ噛みしめていなくても、上下の歯を合わせているだけでも、あご周りの筋肉や関節には力が掛かかっています。無意識のうちに、この状態を長時間つづけていたため、あごの筋肉に痛みが起きてしまったのです。こういった癖は「TCH(Tooth Contacting Habit)」と呼ばれ、顎関節症の主な原因のひとつと考えられています。

顎関節症の治療とは?

顎関節症の初期治療として推奨されるのは、「生活習慣の見直し」や、マッサージ・ストレッチといった「セルフケア」などです。痛みの原因がわかったAさんは、「ほおづえ」「噛みしめ」をなるべくしないように意識することにしました。
さらに、病院で教わったあごのマッサージやストレッチも始めました。
これを3か月間続けた結果、症状は見事に改善し、今は問題なく食事をすることもできるようになりました。

「仕事中も気づいたらマッサージしたり、夜テレビを見るときもマッサージしたりしています。日常のひとつになったくらいです。今はあまり痛みを感じなくなりました。」

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この記事は以下の番組から作成しています

  • チョイス 放送
    顎関節症 治療のチョイス