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まもなく花粉の季節

スミにおけないお天気ブログ
  • 2024年01月30日

早くも県内でもスギ花粉がわずかながら飛んでいるようです。
先日、広島市内の病院を取材したところ、既に花粉症患者が来ているということでした。
今年は暖冬のため、例年より早いそうです。
広島市のスギの雄花を見に行きました。

枝の先にぎっしりとついているのが雄花。
1つの雄花の中に平均して約40万個もの花粉が入っています。
去年の夏は猛暑だったこともあり、成長が早まったようです。
暖かくなると花粉を飛ばすようになり、花粉は風にのって遠くまで飛んでいきます。

ことしの広島の飛散数は、去年より少なく、「例年並み」になりそうです。
これは、広島市の1平方cmあたりの花粉の数です。
去年は、スギ花粉が過去最多になりました。
ことしは、スギとヒノキを合わせて「例年並み」の予想です。
それでも、十分な注意が必要です。

スギ花粉は、広島では、2月中旬から本格的に飛び始めるとみられます。
ただ、既に暖かい日もあるため、飛散が早まることもありそうです。
そして、3月上旬にピークになりそうです。
ヒノキ花粉は、3月下旬から4月上旬がピークになりそうです。
対策には、やはりメガネとマスクが欠かせません。
ふだん使っているマスクとメガネをするだけでも、どちらもない場合に比べて、鼻の中や結膜の上につく花粉の数は、およそ3割に減らすことができます。
花粉症用のマスクとメガネをすれば、もっと減らすことができます。

洋服の素材も大事です。
こちらは、綿の素材を100とした時の素材別の花粉の付着率です。
表面がでこぼこしているウールは、綿や化学繊維に比べて、花粉が付着しやすく、綿の約10倍のつきやすさです。
外出の際は、ウール素材のものはなるべく避けて、表面がつるつるした素材の洋服の方がよさそうです。

本格的な花粉の飛散はまもなくです。
本格飛散の前から薬の服用を始めるなどの対策もあります。
今からできる対策を心がけて下さい。


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