定点観測でわかる季節の変化
気象予報士・勝丸恭子 きょうこのポイント!
- 2024年01月30日
早くも1月も終わりに。まだまだ寒い日はあると思いますが、
2月4日は「立春」。少しずつ春の気配が出てくるころです。
私は朝、だいたい同じくらいの時間に、同じ景色をながめて写真を撮っています。
同じところから見ていると、じわじわと季節が移り変わっていることに気づきます。
6月の夏至のころから、よく晴れた日の写真ばかりで比べてみました。
もともと、なんとなく撮り始めたものなので
画角がきっちりそろっていないのはご容赦ください。
広島市内を走る路面電車にもいろんな種類があるなぁとか、
写真奥に見えるメタセコイアの木の様子の変化などもあるのですが、
私が注目しているのは太陽の位置です。
よくあるこういう図を、ここで実感しています。
路面電車が南北に走っていて、写真の左側が北、写真右奥が南。
冬になるにつれて太陽が低いところを通るようになり、
朝の定点観測写真に写りこむようになりました。
冬至を過ぎた今、また太陽が大周りをするような感じに変化しているのがわかります。
昼間がじわじわと長く、日ざしも強くなってくるわけですね。
光で春を感じたあとは、梅が咲いたり、ウグイスのさえずりが聞こえたり。
春めいてくるのが楽しみです。花粉を除いては。
◆ひるまえ直送便・おはようちゅうごく◆
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