ページの本文へ

ひろしまWEB特集

  1. NHK広島
  2. ひろしまWEB特集
  3. 「ことしの広島の気象の漢字は」

「ことしの広島の気象の漢字は」

スミにおけないお天気ブログ
  • 2023年12月13日

12日(火)、ことし1年の世相を漢字ひと文字で表す「今年の漢字」が京都の清水寺で発表され、「税」の文字が選ばれました。
そこで、私も広島のことし1年の気象を表す漢字を考えてみました。
選んだのは、「高」、高いです。

その理由です。
広島市のこの1年の平均気温をふりかえると、まず去年12~ことし2月までの冬は、平年並みでした。
しかし、3~5月の春は「かなり高い」、6~8月の夏は「高い」、猛暑に、9~11月の秋は「かなり高い」となっていて、12月上旬も高くなっています。
つまり、春以降はずっと、平年より高い状態が続いているのです。
とくに、3月と9月は、1879年の統計開始以降、最も高温になりました。

ことし気温が高くなった原因としてあげられるのが、偏西風と南の高気圧です。
上空を流れる偏西風が日本付近の北を流れる傾向が続いたこと、そして、南の高気圧が強い状態が長く続いたため、南から暖かい空気が流れ込みやすくなったことが大きく影響しました。

高温傾向が続いたことで、例えば、夏の暑さが長引き、秋の期間が短くなったりするなど、これまでの季節感を感じられなくなってきています。
この冬も暖冬の予想で、高温傾向は来年以降も続きそうです。


スミにおけないお天気ブログ 記事一覧に戻る 
https://www.nhk.or.jp/hiroshima/lreport/tag/103.html

ページトップに戻る