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【車いすバスケットボールリオパラリンピック最終予選】最終日、日本男子チームインタビュー

2015年10月19日(月)

アジア・オセアニア選手権で3位となり、リオデジャネイロパラリンピックへの出場を獲得した車いすバスケ男子日本代表チーム。
12人全選手とヘッドコーチのインタビューをこちらに掲載いたします。

001_oikawa_1019.JPG及川 晋平ヘッドコーチ
まずは、毎試合毎試合、多くのメディアの方が来てくださって、盛り上げてくくれたこと、本当に感謝します。こんなにたくさんの応援の中でプレイできる、ゲームができるなんてことは今までなかったですし、本当に夢のような舞台を作っていただけたということには、本当に感謝します。それが、たぶん勝利につながったと思います。ありがとうございました。

――今回の勝利、一番の要因は何だと思いますか?
去年の世界選手権と(10月の)アジアパラなんかは、後半に逆転されたりという本当に悔しい思いをいっぱいしてきたので、この第3クォーター、第4クォーターで我々の本当の力を出すためのトレーニングをしてきましたし、厳しいこともしてきたので、そこがぶれなかったというのは本当に良かったなと思います。


――今日は12人の選手全員を使い、その中で10人点を取りました。それについてはどうでしょうか?
全員でバスケットをやって乗り越えないと、このパラリンピックは戦えないというのは最初からわかっていることだったので、そのプランで臨んで、本当に、我々のやるべきことを、ちゃんと選手一人ひとりがやってくれたということだったと思います。


――ロンドンのパラリンピックの時から比べて、日本代表の成長をどういうところに感じていらっしゃいますか?
全員でバスケットができるようになってきたということと、世界トップのオーストラリアに対して、怯むことなくぶつかることができるようになってきたというのは、大きな成長かなと思います。この勢いを止めずに、リオに行ったときにさらに高いところにぶつかっていきたいです。


――もうそのリオでの戦いにもかなりの手ごたえを感じていらっしゃるのでは?
そうですね。今年もヨーロッパ遠征もしましたし、その前に2位とか、上位のチームを倒すこともできたっていう経験もあります。ただ、オーストラリアとの「差」というのは充分に感じたので、そこをこの1年でどう埋めるかっていうことが、我々がメダルラウンドに入っていけるかどうか、というところだと思います。



002_chiwaki_1019.JPG千脇 貢選手
自分たちがチームに結成されたのは、リオに行って結果を残すということなので、自分たちは、まだスタートラインに立ったばっかりなので、明日からまた、チーム一丸となって成長していきたいと思っています。ありがとうございます。

――今、率直な気持ちは?
もう、嬉しいとしか言いようがないですね。今、噛みしめています。 




003_tsuchiko_1019.JPG土子 大輔選手
みなさん、本当にありがとうございました。観客のみなさま、それから観客を集めてくださったメディア関係者のみなさんにも本当にお礼を申し上げたいと思います。これからも、僕たちはレベルアップをはかって、必ず、リオで勝っていきたいと思います。応援、よろしくお願いします。

――今の気持ちは?
本当に嬉しいです。僕はロンドンの時に最終選考でおちて、7年越しの想いが実ったなという気持ちなので、ホントに感動しています。ありがとうございます。



004_fujii_1019.JPG藤井 新悟選手
序盤は韓国の流れで、リードを許しましたけれども、そこで日本はぶれることなく、同じことを、自分たちがやることを何度でも、何回も何回も、心が折れることなくチャレンジできたこと、“メンタルタフネス”が韓国より上回ったと。日本のテンポになるまでじっくりやれたというところが、勝因だと思います。

――リオ行きを決めた感想は?
中国に負けたりとか、チームとしては色々な浮き沈みもありましたけれども、やはり最終的に3位決定戦が韓国になるという運命的なものを感じてましたので、ここが勝負になるということを、選手みんなで想像しておりました。なので、「一番最後の試合で一番いい試合をしよう。ここまで成長して、一番最後に花を咲かせよう」と思いながらやってきましたので、チームとしていい成長をとげられてリオに向かっていけると思います。



005_toyoshima_1019.JPG豊島 英選手
まず、3位という結果だったんですけれども。リオの切符を獲得できて、来年につながったので、ホントに嬉しく思います。

――今大会でつかんだ自信を教えてください。
そうですね。ユニット5(ファイブ)だったり、ユニット1(ワン)の力強さだったり、それぞれの持ち味を改めて確認することができたので、そこをまた伸ばせるようにトレーニングを積んで来年につなげたいと思います。

――今日はシュートも決まってましたね。
初戦から、自分が空くっていうのは分かってたんですけど、そこをなかなか決めることができなくて。今日は決めることができたのでチームに貢献できたかなと思っています。



006_ishikawa_1019.JPG石川 丈則選手
「嬉しい」の一言だと思います。僕は40歳なんすけど、初めての代表なんで、やっぱり先がない分、次の大会に出られるということは、ものすごく嬉しいです。

――リオに向けての心づもりは?
やっぱり、約1年ありますので、今回の準決勝でオーストラリアと当たって、“世界チャンピオンの力”をすごく感じて、まだ差があるなと。なのでしっかりチームで、1年かけて、互角に戦えるようつくっていきたいなと思っています。



007_nagata_1019.JPG永田 裕幸選手
これからまだ、来年の8月まで時間があるので、もっとチーム力をあげて頑張りたいと思います。



008_miyajima_1019.JPG宮島 徹也選手
ホントに苦しい戦いだったんですけれども、チーム一丸となって勝てたことがホントに嬉しいと思っています。


 


009_sato_1019.JPG佐藤 聡選手
とにかく、ホッとしているというのが一番です。そして、とにかく「車いすバスケ」というものを、多くの人に知ってもらうためにも勝ててよかったなと思ってます。

――お客さんの反応見て、いかがでしたか?
やはり、ちょっとずつ認知があがっているかなという感じは、肌で感じました。このメディアの多さにも、予選でこれだけ取材されるということは、今までにはなかなか無かったので、とても注目されていると感じます。

――最後のシュート、どんな気持ちで打ちましたか?
自分は一番最後の方に出たのですが。それでもいつも通り、やることはだいたい決まってますので、いつも通りのプレイをしたという感じです。



010_fujisawa_1019.JPG藤澤 潔選手
ホッとしてるというのが一番、一番の…感想ですね。やっぱり、ずっと苦しい思いをして、みんな準備してきて戦ってきたので、ようやく勝ち取れたな、っていうのが素直な気持ちです。



011_cyokai_1019.JPG鳥海 連志選手
12人、全員がしっかり力をだして、勝ち取ったリオへのこの切符。とても嬉しいです。

――リオへの思いだとか、リオでこんなプレイをしたいとか、そういった意気込みを教えてください。
リオまでの期間を、しっかりと自分たちで世界レベルの強度で練習をして、リオの本戦では自分たちの持ち味である“ベーシック”というところを出して、リオには強いチームが出場しているので、そこで自分たちのバスケットをできるように頑張りたいと思います。

――ご自分としての課題は、見つかりましたか?
ボールハンドラーなので自分は。パスの成果だったり、シュートの成果だったりっていうのをもう少し高めて、自分も相手の脅威になれるようにしっかりと練習していきたいと思いました。

――最年少らしい、若さあふれるプレイをしたいと最初おっしゃっていましたが、いかがでしたでしょうか?
そうですね。自分がアグレッシブにいくことによって相手も混乱するし、チームの波も作れるようにっていうのも、自分の中でもわかっているので、そこは、全力でプレイができたんじゃないかなと思います。



012_fujimoto_1019.JPG藤本 怜央選手
ほんと、ホッとしたといいますか。すごい歓声の中、すごい注目を浴びながら、期待を“力”に変えてできたと思いますし、僕たちが、このチームで一番の目標にしていた「リオに行く」というところが達成できたので、ほんとによかったと思っています。

――リオまであと、一年ぐらいありますけれども、それまでにどう活動していくかを含めて思い、意気込みを教えてください。
はい。ゴールを達成して、このチームのやるべきことはやったんですけど、来年、一人一人に本戦に行くっていう新しいそのスタートが切られたのも同時にありまして。そのために「勝ったからよかった」のではなく、「負けた事実」もちゃんと受け止めたりしなくてはと。あとは、このゾーン(地域)に世界No.1のオーストラリアチームがいるので、そのバスケットと互角に戦っていくという、課題がしっかりと残っているので、一人一人がやっぱり、この敗戦、戦いを忘れずに、一年間を過ごす必要があると思っています。



013_kozai_1019.JPG香西 宏昭選手
僕たちの目標だったので、まずはホッとしています。これで、リオにいく切符を獲得できたというところで。ただ、さっき藤本選手もたぶん言っていたと思うんですけど、この大会ででた反省点であったりというところは修正していって、またさらに強い日本チームを作り上げていかないといけないなと思います。


――注目度もすごい増えていると思うんですけど、その中でリオでどのような結果を出したいのか、意気込みをおしえていただきたいですが。
そうですね。2020年の東京が決まって、そこに向かっていく中での大事な戦いがリオになるだろうというふうに僕たちは話していて。報道陣の方々であったり、今回のようにたくさんのお客さんが見にきていただいたというところはすごく嬉しいです。だからこそ僕たちがいい結果をどんどん残していかないといけないなと思います。



014_daihyo_1019.JPG本当にみなさんよい笑顔!アジア・オセアニア選手権3位、そしてリオデジャネイロパラリンピック出場おめでとうございます!
1年後、さらなる活躍を期待しています。


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