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体験!車いすバスケットボール

2015年02月14日(土)

ディレクターYです。

先日、東京都多摩障害者スポーツセンターで毎月開催されている体験教室「レッツ!車いすバスケ」に参加してきました。

この教室では車いすバスケットボールのゲームを気軽に楽しんでもらうことを目的にしているので障害の有無にかかわらず無料で参加できて、事前の申込みも必要ありません。

車いすバスケットボールとは…
主に下肢障害選手が行うバスケットボール。1チーム5人でコートの広さ、ゴールの高さは一般のバスケットボールと同じ。ルールは、ダブルドリブルがなく、1回のドリブルに付き2回以内のタイヤ操作が許されており、3回以上タイヤをこぐとトラベリングになります。それ以外のルールは一般のバスケットボールとほとんど同じです。

※過去、「ブレイクスルー」で車いすバスケットボール選手の千脇貢さんを特集しました。

この日の参加者は、バスケットの選手を目指している小学生、競技を楽しみに毎月参加している女性、近所にお住まいの親子や、理学療法士さんなど、30人ほどが参加していました。時には60代の方も参加するそうです。

さっそく大人チームと子供チームに別れて練習が始まりました。
大人や車いすバスケ経験者は、東京都車いすバスケットボール連盟普及部の幸本義弘さんが、初心者の子供たちは、車いすバスケットボールの女子チーム「GRACE」で選手兼アシスタントコーチを務める多智利枝選手が指導してくれます。

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まずは簡単な車いすの操作方法から。8の字や、ジグザグに走ったりして慣れていきます。私は初めての車いすだったので、曲がり方や止まり方も知らず不安でしたが、やってみると意外に早く慣れることができました。


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パスの練習につづいて、大人はドリブル練習も。ドリブルは車いすとボールの両方を同時に手で扱います。これがたいへん!ボールを強くつきすぎると、車いすにぶつけてしまったり…、車輪の操作が間に合わず、ボールに追いつけなかったり…。ボールを弱めにつくか、“バックスピン”をかけることがコツだそうです!


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最後はシュート練習。車いすに座るとゴールは普段の2倍は高く見えます。腕の力だけでは、なかなか入りません(涙)。インチョンでの山田アナの気持ちがよーくわかりました。


2時間ほど練習をしたあと、チーム分けをして試合に挑戦!

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ゲームスタート!! 車いすユーザーの皆さんはスピードが速くて、私は追いかけるのがやっと…。


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子供たちも必死にシュート!


大人チームも子供チームも、皆で声をかけてパスをつないだり、仲間にもシュートチャンスを作って得点をアシストしたりして、ゲームを楽しみました。

今回「レッツ!車いすバスケ」に初参加の方に感想を聞きました。
★初めて車いすバスケをやったけど、すごく楽しかった。(障害者アーチェリーをしている小学生)
★障害のある人たちと一緒に車いすバスケを体験して、あらためて人間の強さを感じることができました。(理学療法士)


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東京都多摩障害者スポーツセンター スポーツ支援室の池田貴啓さん

「車いすバスケットボールを楽しんでもらうことが一番の目標なので、興味があればぜひ一度、体験してほしいと思います。初めて来た子が、その日は何も出来なくても、2回目には友達が出来て、話をしたり遊んだりしているところを見ると、体験教室をやっていてよかったと感じます。保護者の方は心配だと思いますが、僕たちもしっかりサポートしますので気軽に参加してほしいと思います。競技用車いすも、各地域にあるほとんどの障害者スポーツセンターで貸し出していますから、障害のある人も、ない人も、ぜひ遊びに来て下さい。」


こうした車いすバスケの体験教室は、全国で行われています。ぜひ近隣の障害者スポーツセンターや車いすバスケットのチームに問い合わせてみて下さい。今回指導していただいた、幸本さんの所属する東京都車いすバスケットボール連盟でも「東京ジュニア・キッズ車いすバスケットボールクラブ」など様々な普及活動を行っているそうです。

3時間ほどの教室だったのですが、次の日、上半身は激しい筋肉痛に見舞われていました…。
両腕だけで車いすの操作と、バスケットボールをやることは、使える機能を最大限に活用していたのだとあらためて実感しました。


リオ・ピョンチャン・そして東京へ。
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選手への応援メッセージや「この競技をしりたい!」「これをやれば関心が高まる」などたくさんのアイデア、応援メッセージや感想、お待ちしております!

コメント

以前、車椅子バスケットを観戦しました。テレビよりずっとすごい「ガチャンガチャン」という音、びっくりしましたが引き込まれました。頑張れ❗️

投稿:あき母 2016年09月11日(日曜日) 09時03分