2013年9月
9.2 「NHK Hybridcast」スタート
9.11 民放の12年度収支状況まとまる
総務省が12年度の民放事業者の収支状況を発表した。地上基幹放送事業者は,前年度に比べ,売上高,営業損益ともに増加した。衛星系放送事業者は営業収益及び営業費用はともに増加,営業損益は減少。有線テレビジョン放送事業者は,営業収益及び営業費用がともに減少,営業損益は増加となった。
9.13 V-Highマルチメディア放送29事業者が参入希望
総務省はV-Highマルチメディア放送への参入希望調査の結果,29事業者から希望があったことを公表した。このうち,28事業者は既存放送事業者及びその関連事業者で,新規の参入希望は1事業者だった。
9.16 台風18号の大雨で初の「特別警報」
13年9月16日,台風18号の接近に伴う大雨で,気象庁は,京都府,滋賀県,福井県の62市町に大雨特別警報を出した。特別警報が発表されたのは今回が初めてで,NHKをはじめ放送各社が速報した。
9.18 拡大する字幕放送
総務省は,12年度の字幕放送,解説放送,手話放送の実績を公表した。このうち,普及目標の対象となる放送番組における字幕番組の割合は,NHK総合で83.5%と前年度に比べ12.9%増,Eテレで55.3%と前年度に比べ1.8%増となった。
9.21 民放連が民放100局の番組情報共通サイト
民放連はラジオの魅力を知ってもらおうと民放ラジオ100局の番組情報を一つにまとめた共通サイト「radioweb.jp」を開設した。これは,ラジオを聴く習慣のない若い人から「ラジオは番組情報を手に入れづらい」などの指摘があったことから開設された。
9.22 「半沢直樹」最終回 平成1位42.2%
ビデオリサーチによると,TBS系ドラマ「半沢直樹・第10話」の視聴率が関東地区で平均視聴率42.2%を記録。平成の民放連続ドラマで第1位に。
9.24 NHK ハイブリッドキャストにおけるネットサービスの認可を総務省に申請
NHKはハイブリッドキャストのコンテンツ開発に向けた諸課題の検証を行うため,総務省に新サービスの認可申請を行った。現在,NHKが行えるネットサービスの範囲は放送法で規定されている。検討しているサービスは,時差再生,マルチビュー,ハイライト視聴など。実施期間は平成26年度末までを予定。今回あわせて,ソチ五輪におけるライブストリーミング・サービスの実施についても認可申請を行った。10月30日まで意見募集が行われる。
9.27 V-Lowマルチメディア放送などに係る周波数の割当て・制度整備の基本的方針公表
総務省は,「V-Lowマルチメディア放送及び放送ネットワークの強靭化に係る周波数の割当て・制度整備に関する基本的方針」を策定,意見募集の結果とともに公表した。方針(案)に対し,周波数の割当て方針については「…各放送局の置局状況等を踏まえて,必要に応じ見直しを行う」という文言が追加された。
9.27 ホンジュラスが日本方式を採用
中米のホンジュラスが地デジ日本方式の採用を決定した。同国は2007年に米国方式の採用を決めたが,その後,ほとんどの中南米諸国が日本方式の採用を決定していく中で,再検討を行っていた。これにより,地デジ日本方式を採用する国は,日本を含めて16か国となった。
9.28 大人気朝ドラ「あまちゃん」終わる
NHK 連続テレビ小説「あまちゃん」の放送が終了した。ビデオリサーチによると視聴率は,初回20.1%(関東地区)と好スタートを切ったあとも9月16日に27.0%を記録するなど高い人気を保ち続けた。