NHKさいたまブログ

きょうの「ひるどき!さいたま~ず」は、埼玉県立小児医療センターの医師・古市美穂子さんと看護師の宮谷幸枝さんを迎えて、齋藤恵梨キャスターとともに「子どもプロジェクト」をお送りしました。

img_20231020173503.jpg

この秋「インフルエンザ」が、埼玉県内でも流行しています。
ちょっとさかのぼると、「プール熱(=咽頭結膜熱)」も流行していました。

コロナ禍を経験した私たち、「感染対策の徹底」をあれほど「学んだ」にもかかわらず、どうして今?……という思いから、今回のテーマにしました。

スタジオには、県立小児医療センターで感染免疫・アレルギー科の医師で医長を務める古市美穂子さんと、感染管理認定看護師の宮谷幸枝さんにお越しいただき、こうした私の率直な疑問に答えていただきました。

それぞれのお話の中で、心に残ったトピックをいくつか。

「コロナの影響もあってか、12月頃から流行するはずのインフルエンザや他の感染症が季節性を忘れてしまったのか“変な動き”をしている」
「一緒に生活する身近な人たちの感染リスクを低くする対応ができている一方、(悪い事ではないのだけれど)人の流れが戻ってきた今、公共の場で感染症が流行することは大いに考えられる」
「コロナでは、感染症対策をすべて“大人のレベル”に合わせてきたことで、子どもたちに少なからぬ影響をおよぼしてきた、マスクを外すの怖い…という子どもたちが居るという現場の声もある」
「アルコール消毒が、すべての感染症(ウイルス)に効くわけではない、それぞれの感染症に合わせた知識を深める必要がある」
「指先で触れることが多い目や鼻、粘膜を介して広がる感染症を防ぐために、手のひらに消毒液をためて、指先を浸すことも有効」

神経質になりすぎず「正しく」怖がること、ムリなく続けることの大切さを、改めて感じました。

お2人は、県民のための医療セミナー「こどもの感染症と感染対策のこと」の講師も務めます。
開催は、 11/11(土)の午後2時から4時まで。会場は「With You さいたま」(埼玉県男女共同参画推進センター)の視聴覚セミナー室。ZOOMでのオンライン参加も可能です。
応募は、11/9(木)の正午までです。

セミナーの内容についてのお問い合わせは、埼玉県立小児医療センター 地域連携・相談支援センター048-601-2200まで。

お申込みに関するお問い合わせは「With Youさいたま」(埼玉県男女共同参画推進センター)048ー601ー3111にお願いします。

聴き逃し配信はこちらからお聴きください!

 

【アートなさいたま~ずさん】は、今月5日(木)に「地震と津波のニュース」をお伝えしたため、放送できなかった内容も含め、あらためて最初からお送りしました。

現代美術家で市民プロジェクトのキュレーターを務める飯島浩二さん「味変企画」について、武田涼花キャスターがお話をうかがいました。市内にある美術館や文化施設に展示する作品を通じて「ひと味違った」形で楽しもうという!のが「味変」に込められた意味とのこと。

中でも、岩槻人形博物館の会場での展示は、特に斬新!

ひな人形が動く~?!車に乗って~!?

会場でぜひ、その「真髄」に触れてみてください。