参院定数削減法案 国民と
提出可か検討 維新 片山氏

参議院の議員定数をめぐって、日本維新の会の片山共同代表は、「身を切る改革を率先すべきだ」として、定数を減らすための法案を、今の国会に国民民主党と共同で提出できないか、検討していることを明らかにしました。

参議院では、1票の格差を是正するため、全体の議員定数を6増やす公職選挙法の改正が、おととし行われ、去年の参議院選挙から適用されています。

これについて、日本維新の会の片山共同代表は、記者会見で「私たちは、定数増には反対だと主張してきた。新型コロナウイルスもあって国民が生活に苦しむ中、身を切る改革が必要で、率先垂範は国会の役割だ」と述べました。

そのうえで、片山氏は「今の臨時国会に、参議院の定数を減らすための法案をわが党の単独ないしは国民民主党と共同で出すことを検討している」と述べました。

一方、片山氏は「日本学術会議」の会員任命をめぐる菅総理大臣の国会答弁について、「なぜ任命を拒否したのか、もう少し理由を説明し、丁寧に対応したほうがいい」と述べました。