青森県知事選挙 元青森県むつ市長の宮下宗一郎氏 初当選

20年ぶりに新人のみによる争いとなった青森県知事選挙は、無所属で、元青森県むつ市長の宮下宗一郎氏(44)が元青森市長の新人らを破り、初めての当選を果たしました。

宮下氏は44歳。

国土交通省を経て、平成26年に、むつ市長だった父親の死去に伴う市長選挙で初当選し、3期目を務めていました。

今回の選挙戦で、宮下氏は、企業誘致などで若者の働く場を確保し、人口減少に歯止めをかけると訴えたほか、農業従事者などの所得向上を掲げました。

宮下氏は「これからは、政策で日本をけん引する青森県にしていきたい。私が県のリーダーとしてこの『青森新時代』を大きく前進させ、120万の県民と一緒に歩んでいく」と抱負を述べました。

今回の県知事選挙の投票率は57.05%で、前回・4年前の選挙を16.97ポイント上回りました。

青森市長選挙 元青森商工会議所副会頭の西秀記氏 初当選

新人4人の争いとなった青森市長選挙は、無所属で、元青森商工会議所副会頭の西秀記氏(59)が初めての当選を果たしました。

西氏は59歳。

青森市の計測機器メーカーの社長や青森商工会議所の副会頭を務めました。

今回の選挙戦で、西氏は、産学官の連携に金融も加えた新たな仕事の創出や教育分野のデジタル化に対応した人材育成の強化などを訴えました。

西氏は「『即戦力』として、スピードを持って市政にあたるということを行動で示さなければならない。責任重大で、まさに身の引き締まる思いであり、実行に移すためあすから走っていきたい」と抱負を述べました。

今回の市長選挙の投票率は58.86%で、前回・4年前の選挙を22.43ポイント上回りました。