国家公務員一般職試験 合格者最多に コロナ対応で採用人数増

国家公務員の一般職試験の合格者数は今年度8156人で、試験が始まった平成24年度以降で最も多くなりました。人事院は新型コロナ関連の業務などに対応するため、各府省で採用人数を増やしたことが影響しているとしています。

国家公務員の一般職の採用試験は、いわゆるキャリア官僚の総合職と分けて、平成24年度から実施されています。

今年度の一般職の合格者数は8156人で、昨年度と比べ603人増え、最も多くなりました。

倍率は3.4倍で、2年連続で最低となりました。

一方、女性の合格者は3271人で、全体の40.1%となり、初めて4割を超え、人数と割合はいずれも最多となりました。

一般職の合格者が最多となったことについて人事院は「新型コロナ関連の業務などに対応するため、各府省が採用予定者の数を増やしたことが影響している」と話しています。